こんにちは、カウンセラーの「まちやあやか」です。
自分で機嫌をとれる方法、知りたくないですか?
それには「安心できる土台」が必要です。
なぜなら…
ご機嫌なふりをするのではなく、心から穏やかでいるためには、
「今ここにいて大丈夫」という感覚――
つまり、安心感が土台になっていないと、どんな努力も空回りしてしまうからです。
たとえば、こういうことはありませんか?
「ご機嫌でいなきゃ」
「ネガティブな感情を見せるのはダメ」
「自分の機嫌は自分でとるもの」――
この言葉たちを真面目に受け止めて、
一生懸命ポジティブになろうとして、
明るくふるまって、笑顔を作ってみる。
でも、そのたびに心の奥では
「私、本当は全然ご機嫌じゃない」
「笑顔の裏では不安が渦巻いてる」
という気持ちに気づいてしまう。
そんな葛藤が続くと、自分を責めたり、
「こんな自分はやっぱりダメなんだ」と落ち込んでしまったりしますよね。
不安や恐れを感じること自体は、悪いことじゃない
そもそも、私たちが「不安」や「恐れ」を感じるのは自然なことなんです。
特に、これまで
「人の機嫌に振り回されてきた」
「家の中がいつもピリピリしていた」
「感情を出すと怒られた」
という環境で長く過ごしてきた人にとっては、
“いつもビクビクしている”くらいが通常モードになってしまっています。
だから、ちょっとしたことでも不安になったり、誰かの顔色が気になったりするのは当然のこと。
その状態で、「機嫌よくいよう!」と頑張っても、
内側の“怯えたままの自分”が置いてけぼりになってしまうんですね。
安心感の土台は「自分に味方する」ことから始まる
では、どうすれば本当の意味で“ご機嫌”でいられるようになるのでしょうか?
それはまず、自分のどんな感情にも「いていいよ」って言ってあげることです。
・不安を感じている私も
・怖がっている私も
・うまく笑えない私も
「それでもいいよ」って、少しずつ自分に許していく。
この“小さな自己承認”の積み重ねが、
やがて「私はわたしの味方なんだ」と思える安心感を育ててくれます。
ご機嫌さは「目指すもの」ではなく「自然にあふれてくるもの」
機嫌よく生きるというのは、
いつもニコニコしていることではなくて、
「心が安心しているからこそ、自然と満たされてくる状態」です。
そのためには、まず
「不機嫌になってしまう私」や「不安でいっぱいの私」に、
責めるのではなく“寄り添う”こと。
不機嫌な私も、大事な感情を伝えようとしているだけなんです。
「わたし、傷ついてるよ」
「疲れてるよ」
「助けてほしいよ」――
そんな心の声をちゃんと聴いてあげたとき、
表面だけじゃない、内側からの穏やかさが生まれてきます。
あなたの中の「ご機嫌」は、すでに育ちはじめている
自分で機嫌をとれるようになるって、
何か特別なスキルや知識を身につけることじゃありません。
むしろ、「ありのままの自分を、そのまま認めてあげる」こと。
それができるようになったとき、
不安や恐れに振り回されなくなり、
「わたし、大丈夫」って思える時間が増えていきます。
少しずつでいい。
あなたが安心して自分らしくいられる時間が、
今日もまた、増えていきますように。